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はたけのおはなし*

陽殖園

陽殖園_a0135201_1203022.jpgこのところ、どんより曇って寒い日が続きます。 そんな日は、図書館へ。
暖かく静かで、色々と調べ物をしていると、あっという間に時が過ぎます。
以前も貸りて読んだ本「武市の夢の庭」。今読み返すと、更に奥が深い。
武市さんは、北海道紋別郡滝上町で7.5ヘクタールの広大な夢の庭「陽殖園」を築いている。それも、たったひとりで。 植物がそこで自分で生きていける方法、それをいつも考えている。それぞれの植物の個性を知って、植え場所の日照時間を考え、合った環境に植えてやれば、植物はそこを原生地と感じて育っていく。 そして、植物は人間と違って死んでいるか生きているか瞬間ではわからないから本当に気をつけてやらないといけない。 植物の根が3分間太陽の光に当たるということは、人間が水の中に3分間頭をつっこんでいるのと同じ。だから、外で苗を植え込む作業を日没後に行っている。 最後に綴られた「生まれたところを少しでもよくしていくことが、その人間が生きた証になるからね。」 という言葉に強く共感します。
by ouchitm | 2010-02-17 13:34 | etc.
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